
世間では、初デートの街を五反田にすると女の子から冷めた目で見られることもある。たしかに、五反田はあまりスタイリッシュな街ではないかもしれない。しかし、なんとも味わい深い深みがある街であることも事実である。五反田という街のディープさにすっかり虜になり、周囲へ五反田の良さを啓蒙し、“五反田ラバー”の布教活動に勤しむ男がいる。雑誌編集者・健太、29歳。まずは彼が“五反田ラバー”となったきっかけの、5年前に時計の針を戻してみよう。29歳、自称エリート編集者。 全文
東京カレンダー 12月17日 05時10分